豆腐に含まれる成分が中性脂肪を減らす?!

 

中性脂肪を減らすのに有効な食品の一つに豆腐があります。
ここでは豆腐が中性脂肪を減らす理由についてご案内します。

 

豆腐の主成分は植物性たんぱく質「グリシニン」

元々脂質を含まない豆腐はローカロリーで太りにくい食材の一つです。
でもそれだけではありません。
豆腐には体内の中性脂肪を減らす優れた成分「グリシニン」がたくさん含まれているのです。

 

豆腐の原料となるのは大豆ですが、大豆には植物性たんぱく質が約34%含まれています。
このたんぱく質の内、46%がグリシニンです。
残りはβ‐コングリシニン が20%、その他の植物性たんぱく質が30%ですので、約半分をグリシニンが占めているということになります。

 

グリシニンの作用とは?

同じタンパク質でも動物性たんぱく質は脂肪を含むのに対し、グリシニンはまったく脂肪やコレステロールを含まない良質なたんぱく質です。
体を作るのに重要なたんぱく質ですが、中性脂肪やコレステロールを大量生産してしまっては元も子もありません。
その点グリシニンは理想的なたんぱく質といえるでしょう。

 

そのグリシニンにはまた、必須アミノ酸が複数含まれていることが判っています。

 

リジン

血液中のブドウ糖の代謝を高め、また肝機能を助ける働きを持っています。
カルシウムの吸収にも必要なアミノ酸です。

トリプトファン

覚醒と睡眠をつかさどるホルモンの元となり、抗酸化作用を持つ「メラトニン」の原料でもあります。
また、トリプトファンから生成されるビタミンB群の一つ「ナイアシン」は、脂質や糖質の代謝を行う酵素の働きを助けます。

グルタミン酸

ご存知うまみ成分のグルタミン酸は、体内でのアンモニアの解毒に必要なアミノ酸です。
脳をリラックさせることで知られるGABAを作るのにも必要です。

アスパラギン酸

栄養ドリンクに含まれるアスパラギン酸は、脂肪や糖分をエネルギーに替える代謝力に優れています。
分解されたアンモニアを体外に排出する働きもあります。

 

もう一つのたんぱく質、β‐コングリシニン

豆腐のたんぱく質でもうひとつ注目を集めているのがβ-コングリシニンです。
京都大学の研究で、β-コングリシニンの持つ血中脂肪の低減効果が明らかになりました。

 

126人に対するヒト実験では、β-コングリシニンを摂取した被験者では4週間で11・7%、12週間で13・5%もの中性脂肪が減っていることが確認されたのです。
特に中性脂肪の値が高い人に顕著で、適正値の人よりも多くの中性脂肪の減少が見られました。

 

またCTスキャンを使った調査では、20週間のβ-コングリシニン摂取で内臓脂肪が5・1%も減少したとのこと。
これはメタボリックシンドロームの人にはありがたい話ではありませんか。

 

β-コングリシニンが中性脂肪を減らす仕組みは3つあり、

  1. 脂肪酸を合成する酵素の働きを抑える
  2. 脂質の吸収を妨げて排出させる
  3. 脂肪酸をエネルギー用に分解するミトコンドリアの働きを高める

という複合的な働きを持っています。

 

吸収を妨げ、燃焼を促進し、さらに排出も高めるという3段活用。
これはすごいですね。

 

まとめ

低脂肪高たんぱく、日本人にはなじみの深い豆腐ですが、白く頼りない姿とは裏腹に優れた内臓脂肪低減効果を持っています。
1日に1/2丁を食べれば効果が出るというコスパの良さも素晴らしいですね。
毎日豆腐を食べて、美味しくヘルシーな生活を送りましょう。

 

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