脂質異常症の薬の種類を知らないでは済まされない!

 

脂質異常症の治療法は?

脂質異常症というのは、高LDLコレステロール血症・低HDLコレステロール血症・高トリグリセリド(中性脂肪)血症のことを言います。
そして、脂質異常症は自覚症状がほとんどありませんから、健康診断で要受診・要精査という結果が出た場合や、偶然受診したときの採血で発見されたという人がほとんど。

 

では、採血で脂質異常症がわかったらすぐに薬を飲みましょう・・・となるかというと、そうではないんですね。
なぜなら、脂質異常症の治療の基本はライフスタイルの改善だからです。

 

まずはバランスのとれた規則正しい食生活と適度な運動をして、それでも採血結果が変わらなかった場合に内服治療、となるわけです。
では、内服治療はどのように行われるのでしょうか?

 

薬には、どんなものがあるの?

脂質異常症の定義が高LDLコレステロール血症・低HDLコレステロール血症・高トリグリセリド(中性脂肪)血症であることはお伝えしましたね。
脂質異常症の治療は、その定義にもあるように、LDLコレステロールを下げるものとトリグリセリドを下げる薬とに分けられます。

 

高い2項目が下がれば、脂質異常症は改善され、動脈硬化の危険リスクも下がる・・・というわけです。
では、それぞれどんなタイプの薬があるのでしょうか?

 

主にコレステロールを下げる薬
スタチン系

肝臓でのコレステロールの合成を抑制する

小腸コレステロールトランスポーター阻害薬

小腸でのコレステロール吸収を阻害する

陰イオン交換樹脂

腸管内で胆汁酸を吸着して、便として排泄を促す

 

主にトリグリセリドを下げる薬
フィブラート系薬

肝臓での中性脂肪の合成を抑制する

ニコチン酸誘導体

末梢脂肪組織での脂肪分解を抑制し、肝臓への流入を減少させる。
胆汁酸の排泄を促進する

EPA製剤

肝臓での中性脂肪の合成を抑制する

 

これらの薬を、単剤(1種類)で内服する場合もあれば、コレステロールと中性脂肪どちらにも作用するように、組み合わせて内服することもあります。
また、薬剤や治療を必要とするラインは、年齢や基礎疾患、特に心血管系の疾患に罹ったことがあるか等、リスクをカテゴリー分類して決定します。

 

一般的に脂質異症で処方されることが多いのは、スタチン系(メバロチンR、リポバスR、リピトールR、クレストールRなど)とフィブラート系(ベザトールR、トライコアRなど)、そしてEPA(エパデールRなど)ですね。
実際に処方されているものが、あるかもしれませんね。

 

脂質異常症の薬はたくさんありますし、これからもどんどん開発されていくことでしょう。
しかし、忘れてはならないのは、脂質異常症の治療の基本はライフスタイルの改善です。
「高くなったら薬を飲めばいいや♪」ではすまないのです。
心筋梗塞や脳梗塞にかかってからでは遅いのです。

 

できることなら、これらの薬のお世話にならないで一生を終えたいものですね。

 

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